この場所で息をする方法

自己救済の伝播

ふでばこ・コンプレックス

恥の多い生涯を——なんて引用から書き始めたら、ちょっと感傷的すぎるだろうか。だけど誰だって羞恥心を持ち合わせているものだし、わたしのそれはおそらく人よりも強いのだと思う。これは恥の意識が、My Bloody Valentine のライブを見に行ったら消し飛んで…

自分に嘘をついたまま自殺するところだったよ

突然だが、「死にたい」は共鳴する。もちろん、同調して増幅してしまえば集団自殺のような悲劇が起こるわけであるが、ときどき仕組まれたような和音を奏でることもある。この文章はわたしが死に損ねた話で、だけど確かに奇跡のような、いくらかの救いの話で…

人生の参加チケット

——人生の参加チケットをもらってないような感じ。 いきなりだがわたしはときどき、何をしたらいいのかわからなくなることがある。スーッと潮が引いてゆくように、わたしがこの場所から出ていってしまうような感覚。残されたわたしの身体が、途方に暮れている…